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看護専門職の自律性に影響を及ぼす要因の分析:急性期病院の看護婦を対象にして
- Publication Year :
- 2007
-
Abstract
- 本研究は急性期病院における看護婦の自律性の程度や特徴と,それに影響を及ぼす要因を明らかにすることを 目的とした。調査対象は,急性期病院6施設で病棟勤務をしている,婦長,主任などの職位につかない看護婦を 対象にした。 自律性の下位尺度からみた研究対象者の特徴は,権利や承認を与えられ,他者からの拘束や制限が少なく,責 任をもって仕事を成し遂げようとしているが,実践における能力,技術,熟練に関連するレディネスと,自己尊 重や,達成感,満足感,有能さなどに関連する価値は低い傾向であった。 自律性と有意な相関(p<.001)がみられたのは「看護婦としての自己実現」(r-.73),「自己効力selfefficacy」 (r-.48),「臨床経験年数」(r-.30),「ローカス・オブ・コントロールLocusofControl」(r-.27)であった。ま たリーダーとしての役割をもつ看護婦の自律性が高いことが明らかになった。重回帰分析の結果,看護婦の自律 性に最も強い影響力を示したのは,「看護婦としての自己実現」(β-.61)で,さらに「自己効力self efficacy」 (β-.17),「臨床経験年数」(β-.12)そして「リーダーとしての役割」(β-.10)が影響要因として採択された。
Details
- Database :
- OAIster
- Publication Type :
- Electronic Resource
- Accession number :
- edsoai.ocn919082106
- Document Type :
- Electronic Resource