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人工呼吸器を装着したまま退院する患者への援助 : 不安を乗り越え退院した一事例

Publication Year :
2003

Abstract

事例は74歳の女性で、慢性呼吸不全から肺炎を併発し人工呼吸器を装着した。病状が安定し、不安が強く退院に消極的だった患者が在宅での人工呼吸器酸素療法に移行できた過程を振り返り、看護の有効性を検討した。患者の不安は、自宅での呼吸管理、家族の介護負担、退院によって当病棟との関係が途絶えることであった。家族は不安も大きかったが、自宅退院を強く希望した。そこで、患者、家族、医療従事者で退院に向けて定期的に合同カンファレンスを持ち、患者や家族の不安を受けとめ退院指導を行った。退院に向けて患者の受容段階をアセスメントしながら退院指導を進めることが重要であり、患者、家族、医療従事者の目標を一致させる場として合同カンファレンスは有効であった。

Details

Database :
OAIster
Notes :
Japanese
Publication Type :
Electronic Resource
Accession number :
edsoai.ocn828839186
Document Type :
Electronic Resource