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A Study on Archiving River Landscapes Using an Omnidirectional Camera: Focusing on River Resource Management and Utilization
- Source :
- 福知山公立大学研究紀要. 5(1):127-140
- Publication Year :
- 2022
-
Abstract
- 防災・減災を主要な目的とする河川整備は自然環境を配慮した河川改修などの工事を実施し、河川景観の形成・保全を重視する一方、河川景観のアーカイブ化を河川整備方針のなかに取り入れる必要があると考える。本研究はこれまでの既往研究と行政施策を整理し、河川景観のアーカイブ化の意義を検討した。そして、河川景観のアーカイブ化の具体的な手段として、全方位カメラによる画像データの収集、VR ヘッドセットによる閲覧、360 度の河川景観の画像の利用方法を提案する。河川景観のアーカイブ化は、➀次世代の環境学習コンテンツの開発、➁流域住民の防災・減災力の向上、普段の利用増加、➂河川環境の保全・復元、この三つの側面において意義が見出され、今後の課題として、国や流域自治体、民間団体などの河川管理・保全計画のなか、河川景観を対象とする記録性の高い活動を取り入れる必要があると考えられる。また、全方位カメラによる河川景観のアーカイブ化という提案を、流域内外住民による評価の側面からその有用性について検証するとともに、住民意識に基づく河川景観のアーカイブ化の意義を確認する。<br />7
Details
- Language :
- Japanese
- ISSN :
- 24327662
- Volume :
- 5
- Issue :
- 1
- Database :
- OpenAIRE
- Journal :
- 福知山公立大学研究紀要
- Accession number :
- edsair.jairo.........f91b69e3f44ec9bce748bd75c1f06158