Back to Search
Start Over
霊長類生態学 : 環境と行動のダイナミズム
- Publication Year :
- 2000
- Publisher :
- 京都大学学術出版会, 2000.
-
Abstract
- 食う-食われる，エネルギー収支，どうやって子孫を残すか……サルたちはさまざまな生物的・非生物的環境とどのように関わりながら暮らしているのだろうか．本書によって，霊長類社会の研究者はその社会の生物学的背景をより深く理解でき，他の生物の生態研究者は霊長類における生態学的研究の最前線に触れられる．<br />序章 霊長類の野外研究で、いま何が問題になっているか<br />杉山幸丸 [1]<br />第1部 熱帯林と群集―同じ場所でどう共存し、暮らしをなりたたせているか<br />第1章 熱帯林と霊長類群集<br />三谷雅純 [15]<br />第2章 ホホジロマンガベイの採食行動と果実食ギルドにおける地位<br />丸橋珠樹 [37]<br />第3章 アカコロブス対チンパンジー<br />五百部裕 [61]<br />第4章 サルの薬膳料理<br />マイケル・A・ハフマン/小清水弘一/大東肇 [85]<br />第5章 アフリカ類人猿のソシオエコロジー<br />山越言 [109]<br />第2部 環境をどう利用しながら生きているか<br />第6章 疎開林で食べ森に集まって眠るチンパンジー<br />小川秀司 [131]<br />第7章 ひなたぼっこするサル<br />揚妻直樹 [153]<br />第8章 食物の種差と性差<br />中川尚史 [177]<br />第9章 アクティビティでどうヒヒの社会が読めるか<br />岩本俊孝 [201]<br />第10章 里のサルたち<br />室山泰之 [225]<br />第3部 どうやって子孫を残すか<br />第11章 サルの人口学<br />大沢秀行 [251]<br />第12章 胎児か乳飲み子か、ニホンザルにおける分散投資<br />田中伊知郎 [273]<br />第13章 餌づけされたニホンザル下位雌の採食戦略<br />横田直人 [293]<br />第14章 ほんとうの父親は誰か<br />井上(村山)美穂 [313]<br />第4部 何が多様な社会を生み出したか<br />第15章 優劣のきびしい社会とゆるやかな社会<br />松村秀一 [339]<br />第16章 子殺し行動における自他のアカンボウの識別<br />森明雄 [361]<br />第17章 ゴリラの父系コミュニティー<br />山極寿一 [385]<br />第18章 個体の論理、群れの論理<br />岡本暁子 [405]<br />第5部 日本のサル学―温故知新<br />第19章 科学と非科学のはざまで<br />佐倉統 [427]<br />第20章 日本のサル学を振り返って、これからの道を探る<br />杉山幸丸 [451]<br />あとがきと謝辞<br />森明雄<br />大沢秀行<br />松村秀一 [473]<br />引用文献 [486]<br />本書に登場する霊長類の和名・学名対照分類表 [488]<br />索引 [493]<br />執筆者紹介 [496]
Details
- Language :
- Japanese
- Database :
- OpenAIRE
- Accession number :
- edsair.jairo.........f28d04b7d0166b5b45d9d7d97b504aaf