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Effect of Variations of English on Japanese Learners: Comparison of Social Dialects of British English
- Source :
- 和洋女子大学英文学会誌 = Language and Literature of Wayo Women's University. 57:96-111
- Publication Year :
- 2022
-
Abstract
- 英語は国際共通語(リンガ・フランカ)として現在では世界中で使われている。このように英語が世界中で使われるようになるにつれて、国や地域ごとのバリエーションも大きくなっている。その中でも、特にイギリス英語には地域方言に加えて、RP, Estuary, Cockneyなどの社会方言のバリエーションも存在する。歴史的にイギリス社会では、社会方言の差は身分や出生の差として扱われ、使用する社会方言によって職業選択にも影響を及ぼしていた。このことから、教育水準の高い人や、人前に出る職業の人などは意図的にRPを話そうとする人も多く、外国から見たイギリス英語のイメージもRPがその代表であった。一方で最近では、RPの話者は減少し、Estuaryを使い続ける人も増えてきている。日本人英語学習者が様々な国の英語を聞き取る際に、イギリス英語、アメリカ英語、オーストラリア英語の間で聞き取りやすさに差がないことは内田(2021)の研究などで明らかになっているが、本研究では、イギリス英語の社会方言の間でも聞き取りやすさに差がないかについてリスニング実験を行い検証した。その結果、RPとEstuaryでは聞き取りやすさに差がなく、Cockneyのみが聞き取りにくいという結果が明らかになった。
Details
- Language :
- Japanese
- ISSN :
- 02893940
- Volume :
- 57
- Database :
- OpenAIRE
- Journal :
- 和洋女子大学英文学会誌 = Language and Literature of Wayo Women's University
- Accession number :
- edsair.jairo.........e3fc997c9c7b1043433f2983f20e7506