Read-out System for Total Absorption Calorimeter of CALET

第11回宇宙科学シンポジウム (2011年1月5日-7日. 宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所相模原キャンパス), 相模原市, 神奈川県
11th Space Science Symposium (January 5-7, 2011. Institute of Space and Astronautical Science, Japan Aerospace Exploration Agency), Sagamihara, Kanagawa Japan
CALETの主要観測装置は飛跡検出型カロリメータ(IMC)とその下の全吸収型カロリメータ(TASC)から構成される。TASCはタングステン酸鉛結晶シンチレータ(PbWO4)からなる不感領域のないアクティブ検出器で、IMCで検出されたシャワーの発達の様子をセグメント化してエネルギーを計測する。とくに、高エネルギー領域において電磁成分とハドロン成分のシャワー発達の差異を利用した粒子識別を行う。PbWO４の信号読み出しには、最上層部にトリガー生成用として光電子増倍管が使用され、２層目以降はエネルギー計測とシャワーイメージ計測のためアバランシェフォトダイオード(APD)とPNタイプのフォトダイオードを一体化したAPD/PDパッケージが用いられる。現在、センサーと読み出し回路の試作器を用いた読み出しシステムを製作中であり、これらの概要について述べる。
形態: カラー図版あり
形態: CD-ROM1枚
著者人数: 13人
Physical characteristics: Original contains color illustrations
Note: One CD-ROM
Number of authors: 13
資料番号: AA0065426119