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The Literature Review of NANDA-I Nursing Diagnosis 'Death Anxiety'
- Source :
- 関西看護医療大学紀要. 7(1):21-26
- Publication Year :
- 2015
- Publisher :
- 関西看護医療大学, 2015.
-
Abstract
- 【目的】NANDA-International看護診断分類(以下,NANDA-I看護診断)看護診断"死の不安"に関連する既存研究からどのようなことが明らかにされているのかを探究する。【方法】本研究は文献研究デザインである。検索方法は,国内文献では医学中央雑誌Web版を用いて「死の不安」と「看護診断」をキーワードに,海外文献ではPubMedWeb版を用いて「deathanxiety」と「nursingdiagnosis」をキーワードに,1995年から2012年までの学術雑誌に掲載された抄録のある文献を検索し,統合した。【結果】1.NANDA-I看護診断"死の不安"に関する研究は,国内文献では検索できず,海外文献で,終末期乳がん患者のカルテに記載された看護診断に関する日本で実施された研究を英語で報告した1件(Ogasawaraetal.,2005)が検索された。2.死の不安に関する文献では,国内文献5件はすべて量的研究であった。【考察】今回検索された結果より,文献のほとんどが量的研究であり,死の不安を独立変数もしくは従属変数として扱った文献が数多くあった。死の不安は,年齢や疼痛・褥瘡といった身体的要因,鬱症状や再発の恐怖といった心理社会的要因,生きる目的や死後に対する信念といった霊的要因という人間存在のすべての側面に関係する要因が存在することが示唆された。しかし,これらの要因は,現在のNANDA-I看護診断"死の不安"の診断指標や関連因子には反映されていない。このことから,文献で示唆された要因を,現行のNANDA-I看護診断"死の不安"の診断指標・関連因子と照合し洗練させる必要があると考える。
Details
- Language :
- Japanese
- ISSN :
- 18835686
- Volume :
- 7
- Issue :
- 1
- Database :
- OpenAIRE
- Journal :
- 関西看護医療大学紀要
- Accession number :
- edsair.jairo.........76058efea3c8bc5bbdabbf902d051107