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障害者の地域生活と地域福祉実践の可能性に関する一研究
- Source :
- 感性福祉研究所年報. (23):21-34
- Publication Year :
- 2022
- Publisher :
- 東北福祉大学感性福祉研究所, 2022.
-
Abstract
- 今日のわが国では、地域共生社会の構築の必要性が称えられ、これまで以上に障害者の地域生活の実現に向けた取組みと、地域福祉の推進が必要とされるようになってきている。しかし現実には、なかなかこれが進んでいない。そこで本稿では、これに具体的な実現の方向性と可能性を探るため、山形県の二つの調査結果を取り上げ、調査主体の了解の基に二次分析を試みた。その分析結果のデータから、可能と思われる要素として地域福祉推進に関しては、あらゆる人々が参加可能となるような条件整備に関するニーズの把握と、これの実現に向けた実践の必要性が確認された。施設利用者の地域移行に関しては、外出と地域住民とのコミュニケーションの必要性が示唆され、そのための支援のあり方や、地域における受け入れのあり方などの必要性が示唆された。こうした結果から具体的な実践課題として、意思決定の内容の検討、地域共生社会の実践手法、障害者も含めた「地域像」の形成、中川地区に代表される成功事例の研修などが考えられた。
Details
- Language :
- Japanese
- ISSN :
- 13449966
- Issue :
- 23
- Database :
- OpenAIRE
- Journal :
- 感性福祉研究所年報
- Accession number :
- edsair.jairo.........74e4d2f22245ca0e9f9f59c3e89a8eb7