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オンライン授業・ハイブリッド型授業の質保証に向けて : 京都大学の授業支援を事例に
- Source :
- 名古屋高等教育研究. 21:49-75
- Publication Year :
- 2021
- Publisher :
- 名古屋大学高等教育研究センター, 2021.
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Abstract
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止のために、2020年度前半、日本の大学では、いまだかつてない規模でフルオンラインの授業が実施され、これまで進んでこなかったICT(情報コミュニケーション技術)を活用した教育が一気に進められた。京都大学においても、2020年度前期はフルオンラインで授業を実施することとなった。これを支援するべく、筆者の所属する高等教育研究開発推進センターでは、情報環境機構と連携して、サポートサイトであるTeaching Online@京大を構築し、学内研修会、学内教員調査を実施してきた。2020年度後期に入り、現在はハイブリッド型授業が合わせて実施されており、そのサポートが行われている。コロナ禍によりいわば「強制的」に全国の大学教員がオンライン授業に取り組んだ結果、オンラインでも教えられる教育内容・対面でしか教えられない教育内容の存在が浮き彫りになるとともに、オンライン授業あるいはハイブリッド型授業の質をどのように担保していくかが課題となっている。本稿ではオンライン授業・ハイブリッド型授業実施に対する京都大学の支援体制がどのようなもので、また、高等教育研究開発推進センターがそれをどのように支援してきたのかについて整理し振り返るとともに、今後不可逆的に普及が進むであろうオンライン授業・ハイブリッド型授業について、その質を向上させる際の論点を整理する。
Details
- Language :
- Japanese
- ISSN :
- 13482459
- Volume :
- 21
- Database :
- OpenAIRE
- Journal :
- 名古屋高等教育研究
- Accession number :
- edsair.jairo.........741937f89d06681161e7a7452d7faf07