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Effort on Difficulties to home-visit nursing stations under the spread of COVID-19

Source :
福岡県立大学看護学研究紀要. 19:45-55
Publication Year :
2022
Publisher :
福岡県立大学看護学部, 2022.

Abstract

新型コロナウイルス感染症によって、在宅医療・訪問看護を取り巻く環境は一変した。そこで、コロナ禍で訪問看護が直面した困難と対応、課題を明らかにするため、A県の訪問看護ステーションへ半構造化面接による調査を行った。 複数の訪問看護ステーションでは、面会制限や通所サービス休止などにより利用者数や看取りが増加した。利用者はADLの低下や認知症の進行等があり、家族ともに不安や心身の負担が増していた。訪問看護師は、PPE確保に奔走し、徹底した組織的・運営管理的な感染予防策やICTの活用、勤務調整、他職種・他機関との連携など対応を講じたが、業務が煩雑化したり情報共有が十分行えない課題が生じていた。在宅看取りの満足度は高く、コロナ禍での訪問看護の強みとなっていた。 コロナ禍の経験により感染対策とスムーズなICT活用による情報共有のさらなる充実が災害対策としても必要な課題であることが明らかとなった。

Details

Language :
Japanese
ISSN :
13488104
Volume :
19
Database :
OpenAIRE
Journal :
福岡県立大学看護学研究紀要
Accession number :
edsair.jairo.........5ca1e11b955bbe9df06427f4c160b7da