Public Elementary School Teachers' Meanings of Personal Experiences of School Events When They were Students

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紀要論文 / Departmental Bulletin Paper
本研究では，小学校教師が児童であった頃に経験してきた学校行事の被教育体験が，教師にいかに現在の学校行事の実践上，意味づけられるか検討を行った。20-50代の小学校教師19名を対象に面接調査を行い質的な分析を行った結果，「過去の学校行事体験の意味づけ」の特徴から「指導に活きる体験」，「人生にまで影響した体験」，「指導に活きるか答えが出難い体験」，「現在の指導とのギャップを感じる体験」，「他の体験によって補完された体験」，「ほとんど記憶にない体験」という6つの意味づけのパターンが得られた。具体的には，教師が児童であった頃に経験した過去の学校行事体験が，現在の実践の指導方針の基盤として意味づけられたり，過去の学校行事体験が，教師の人生・人生観に寄与する場合や特別活動の実践研究を熱心に行う基盤となっている場合があることが明らかとなった。