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【資料】痴呆性高齢者とその介護者のQOLに関する文献検討

Source :
日本赤十字広島看護大学紀要. 3:53-60
Publication Year :
2003
Publisher :
日本赤十字広島看護大学, 2003.

Abstract

本研究では、痴呆性高齢者のQOLに関する国内外の42文献から「1.痴呆性高齢者におけるQOLの概念」、「2.痴呆性高齢者におけるQOLの尺度開発」、「3.痴呆性高齢者のQOL向上に関わる日本におけるケア」の3点について検討した。その結果、痴呆性高齢者におけるQOLの概念は身体的・精神的・社会的well-beingの3つの要素から提案されていたが、QOLの概念化に完全な意見の一致はなかった。また、痴呆性高齢者とその介護者のQOLは互いに影響しあう存在であることが示唆されていた。痴呆性高齢者におけるQOLの尺度は、現在も開発中のものが多数であった。痴呆性高齢者へのケアは、「快適性」、「なじみの人間関係」、「日常生活活動能力」が必要であり、心地よい療養生活に主眼が置かれていた。さらに、回想法、音楽療法などは、彼らに内在する能力を引き出し、QOLを向上させる手段となる可能性が報告されていた。

Subjects

Subjects :
QOL
痴呆性高齢者
介護者

Details

Language :
Japanese
ISSN :
13465945
Volume :
3
Database :
OpenAIRE
Journal :
日本赤十字広島看護大学紀要
Accession number :
edsair.jairo.........4a70e0b83371155fad1a486f7b8ceba6