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Characteristics of Lipids in Pork Fed Diets Containing Food By-products
- Source :
- Nihon Yoton Gakkaishi. 41:11-20
- Publication Year :
- 2004
- Publisher :
- The Japanese Society of Swine Science, 2004.
-
Abstract
- 未利用資源である酒米粉, 緑茶粉末, 乾燥ワカメおよびパン屑粉の肥育豚飼料への添加が, 豚肉の全脂質, コレステロール含量および脂肪酸組成に与える影響について調べた。いずれの実験区とも, ランドレース×大ヨークシャー×デュロック種3元交雑種 (LWD) 去勢豚を用いた。それぞれ体重が70kgに達してから105kgを越えるまで各種添加物を投与飼育し, 発育成績, 産肉能力, 枝肉成績を得て, 屠殺1日後に第12, 13胸椎に位置する胸最長筋 (ロース芯) を採取した。酒米粉給与 (実験1); 地養素区, 酒米粉10%区および30%区, 緑茶粉末給与I (実験2); 対照区, 緑茶区: 緑茶粉末0.8%混合, 緑茶粉末の給与II (実験3); 対照区, 緑茶粉末1%および3%投与区, 乾燥ワカメ粉末およびパン屑粉給与 (実験4); 対照区, 0.3%ワカメ粉末区, 5%パン屑区, ワカメ (0.3%)・パン屑 (5%) 混合区とした。ロース芯の全脂質含量は, 実験1では2.16%~2.50%となり差はなかった。実験2の緑茶粉末添加では, 投与区が対照区よりもやや高かった。実験3では, 緑茶投与区の方がやや割合が低下した。実験4では, 1.81%~3.79%となつたが, ばらつきが大きく差は認められなかった。ロース芯のコレステロール含量は, 実験1では46.48~53.14mg/100gであり, 飼料による影響は認められなかった。実験2では, 投与区の方がやや高かった。実験3では, 実験2と同様であった。実験4では, ワカメ区がやや低い値を示した。酒米粉の利用は肥育・枝肉成績とともに脂質性状への影響はなく, 代替飼料として利用できる。緑茶粉末の多量の添加は豚の発育遅延をもたらしたが, 脂質性状への影響は小さかった。ワカメ茎やパン屑の添加は, 脂肪酸組成への影響がやや認められたが, 肥育豚飼料への添加が充分可能であると考えられた。
- Subjects :
- Chemistry
Food science
Subjects
Details
- ISSN :
- 1881655X and 0913882X
- Volume :
- 41
- Database :
- OpenAIRE
- Journal :
- Nihon Yoton Gakkaishi
- Accession number :
- edsair.doi...........fdadb35e997e813bf2b78c0e0bef5c89
- Full Text :
- https://doi.org/10.5938/youton.41.11