Back to Search Start Over

FUNCTIONAL ANALYSIS OF THE CERVICAL NERVES RELATED TO NECK DISSECTION

Authors :
Motoki Nagata
Hirokazu Takemura
Makoto Miyamoto
Hiroshi Iwai
Hisaya Yukawa
Hiroyuki Tsuji
Kunihiko Sasai
Toshio Yamashita
Manabu Ogura
Source :
Japanese jornal of Head and Neck Cancer. 29:76-80
Publication Year :
2003
Publisher :
Japan Society for Head and Neck Cancer, 2003.

Abstract

当教室では, 術後のQOLの向上を考慮し, 近年頸部郭清術の際, 症例に応じて頸神経を温存する術式を行ってきた。しかしながら, 頸神経の詳細な役割については不明な点が多い。今回, 23例に対し術中神経刺激を行うことにより頸神経の運動機能を検討し, また検査しえた術後1ヶ月の19例と, 術後1年以降の28例に対し肩周囲の感覚機能について評価し, 頸神経の役割, 温存の意義について検討を行ったので報告する。術中の電気刺激による検討では, 副神経刺激では全症例で僧帽筋の収縮を認めたが, 頸神経刺激では全症例に筋の収縮は見られなかった。術後の肩甲部の感覚機能における検討では, 頸神経温存により感覚機能が保存され, 頸神経は, 知覚神経としての機能を有するものと推察された。また長期に観察すれば, 頸神経切断例においても, 感覚機能が改善する可能性が推察された。

Details

ISSN :
18839878 and 09114335
Volume :
29
Database :
OpenAIRE
Journal :
Japanese jornal of Head and Neck Cancer
Accession number :
edsair.doi...........ee1b4f9faf56cc42086a7c10ffac408a