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USEFULNESS OF PRESERVATION OF CERVICAL NERVE DURING NECK DISSECTION

Authors :
Hiroyuki Tsuji
Toshio Yamashita
Hisaya Yukawa
Makoto Miyamoto
Kunihiko Sasai
Manabu Ogura
Hiroshi Iwai
Masayuki Minamino
Source :
Japanese jornal of Head and Neck Cancer. 28:114-118
Publication Year :
2002
Publisher :
Japan Society for Head and Neck Cancer, 2002.

Abstract

頸部郭清術術後に肩関節の運動障害, 感覚障害を認めることが多く, 副神経の温存に対する有用性については以前より報告されてきたが, 頸神経の温存に対する重要性, 頸神経の役割については不明な点が多い。当教室はさらなる術後のQOLの向上を得るために, 厳格に適応を考慮し症例に応じて副神経のみならず頸神経を温存する術式を行ってきた。評価可能であった副神経, 頸神経を温存した19症例, 副神経温存, 頸神経切断した6症例, 副神経, 頸神経を切断した10症例を対象とし, 頸部郭清術術後の肩関節の屈曲, 伸展, 外転における可動域検査, 僧帽筋の徒手筋力測定, 自覚的症状のアンケート調査等を施行した。副神経のみならず頸神経を温存することにより, さらに術後の僧帽筋の運動機能が温存され, 上肢の可動域の制限が軽減される結果が得られた。症例に応じて副神経, 頸神経を温存することにより術後のQOLの向上が期待できると考えられた。

Details

ISSN :
18839878 and 09114335
Volume :
28
Database :
OpenAIRE
Journal :
Japanese jornal of Head and Neck Cancer
Accession number :
edsair.doi...........e75c10180ca9d56795b0f6021415d06f