Molecular Orbital Considerations of the Substituent Effects on Substituted Heteroaromatic Compounds

置換複素芳香環式化合物の各炭素原子上のπ電子密度, およびsuperdelecarizabilityの値を環内ヘテロ原子および置換基に与えるCoulomb積分の値を種々変えて,Huckel法により計算した。π電子密度およびsuperdelocarizabilityの値は, いずれも環内ヘテロ原子のCoulomb積分の絶対値の増大につれて, 一般に小さくなった。 また, 上記の反応性指数に対する置換基効果は複素芳香環の種類および環内ヘテロ原子と置換基との相対位置によって変化した。さらに, 計算によって得られた置換基効果の伝達の度合は実験結果とよく一致することが明らかになった。