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Histopathological Study of Mucoepidermoid Tumors of the Salivary Glands

Authors :
Akira Komori
Isao Takagi
Norihiko Okada
Goro Ishikawa
Source :
THE JOURNAL OF THE STOMATOLOGICAL SOCIETY,JAPAN. 45:263-279
Publication Year :
1978
Publisher :
The Stomatological Society, Japan, 1978.

Abstract

東京医科歯科大学口腟病理学教室において35年間に取り扱った唾液腺原発の粘表皮腫60例を病理組織学的見地から検討した。検索症例は男27例, 女33例で, 来院時の年齢は18歳より86歳にわたり, 30歳より70歳まで各年代にほぼ均等に分布していた。発現部位は大唾液腺16例と小唾液腺44例で, 大唾液腺では耳下腺に, 小唾液腺では口蓋に多かった。組織学的には実質の分化の程度により3段階に分類した。分化のよいGradeIは8例, 中等度の分化のGradeIIは33例, 分化の悪いGradeIIIは19例であった。GradeIでは腫瘍実質は粘液産生細胞に富み, 嚢胞状あるいは腺様構造の形成が著明であった。GradeIIIでは実質胞巣は粘液産生細胞が少なく, 扁平上皮様細胞に富み, 異型性が著しかった。本腫瘍には粘液産生細胞, 扁平上皮様細胞と中間細胞以外に時に明細胞も認められ, これは小唾液腺例に多かった。その他本腫瘍の名称, 発生頻度組織分類組織構造, 腫瘍細胞の種類, 腫瘍細胞の移行または分化や組織由来などについての検討を行った。

Details

ISSN :
18845185 and 03009149
Volume :
45
Database :
OpenAIRE
Journal :
THE JOURNAL OF THE STOMATOLOGICAL SOCIETY,JAPAN
Accession number :
edsair.doi...........c567810608afedff4a80cb1e225169e6
Full Text :
https://doi.org/10.5357/koubyou.45.263