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A CASE OF ISCHEMIC NECROSIS OF THE SMALL INTESTINE WITH PROTEIN-LOSING GASTROENTEROPATHY
- Source :
- Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 68:882-885
- Publication Year :
- 2007
- Publisher :
- Japan Surgical Association, 2007.
-
Abstract
- 蛋白漏出性胃腸症はアルブミンが消化管壁から管腔へ過剰に漏出することで低蛋白血症をきたす疾患で, 栄養管理に難渋することが多い. 今回われわれは蛋白漏出胃腸症を合併した虚血性小腸炎を経験したので報告する. 症例は72歳, 男性. 脳硬塞, 心房細動で入院. 入院中に嘔吐・腹痛を認め腸閉塞と診断, イレウス管挿入にて減圧をはかり, イレウス症状は軽快したが食事開始と共に激しい下痢・下血および低アルブミン血症が持続した. 消化管からの蛋白漏出が疑われ, 蛋白漏出シンチグラフィー施行. 左下腹部に異常集積を認め, 虚血性小腸炎による蛋白漏出胃腸症を疑い, 回盲部を含む小腸部分切除術を施行した. 術後から経腸栄養を開始. 術前管理に難渋した下痢の回数・量ともに術後は軽快し, 低アルブミン血症も軽快した. 蛋白漏出性胃腸症を合併した虚血性小腸炎の報告例はなく, 原因・治療法を考える上で大変興味深い症例であった.
Details
- ISSN :
- 18825133 and 13452843
- Volume :
- 68
- Database :
- OpenAIRE
- Journal :
- Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association)
- Accession number :
- edsair.doi...........bccd09fd16cd15e6aa98ea2fb15b2fdd
- Full Text :
- https://doi.org/10.3919/jjsa.68.882