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A CASE OF INTRAMESOSIGMOID HERNIA
- Source :
- Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 66:871-875
- Publication Year :
- 2005
- Publisher :
- Japan Surgical Association, 2005.
-
Abstract
- 症例は96歳の男性.開腹の既往歴はない.心窩部痛を主訴に来院し,腹部単純X線と腹部CT検査で小腸の拡張を認めイレウスの診断で入院となる.イレウス管を留置し,保存的治療を行うも症状が改善しないため入院9日目に開腹術を施行した. S状結腸間膜左葉に直径2cmの欠損を認め,回盲部より約40cm口側の回腸がRichter型に嵌頓していた.用手的に嵌頓を解除し,嵌頓部の腸管は損傷を認めず切除を要しなかった.ヘルニア門は切開開放とし手術を終了した. S状結腸間膜内ヘルニアは腹腔内ヘルニアのなかでも稀で,その本邦報告例は自験例を含め22例であった.入院から手術までの期間は平均9.39日であり,術前に診断し得たのは1例のみであった. S状結腸間膜内ヘルニアを含む内ヘルニアの診断は極めて困難であり,原因不明のイレウスでは可及的早期の手術を考慮する必要があると考えられた.
Details
- ISSN :
- 18825133 and 13452843
- Volume :
- 66
- Database :
- OpenAIRE
- Journal :
- Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association)
- Accession number :
- edsair.doi...........a0c7b94910c4c152ebd9b98707a60f7e