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A Case Report of Perfornated Intestinal Tuberculosis

Authors :
Hiroyuki Katou
Kazuaki Hazama
Motoo Takahashi
Yasuhiro Suzuki
Yuma Ebihara
Miri Fujita
Source :
The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 34:1447-1451
Publication Year :
2001
Publisher :
The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery, 2001.

Abstract

近年, 我が国における結核患者数は増加傾向を示しており, それに伴い腸結核症に遭遇する機会も増加している. 今回, 我々は穿孔を来した腸結核症の1例を経験したので報告する. 症例は54歳の男性で, 腹痛を主訴に当院救急外来を受診した. るいそう著明で, 胸部単純X線にて両側上肺野に侵潤影および一部に空洞形成を認めた. また, 腹部は板状硬であり汎発性腹膜炎と診断し同日, 緊急手術を施行した. 小腸から大腸にかけて合計26か所の多発性輪状潰瘍を認め, うち1か所が穿孔していた.穿孔部腸管の切除を施行し全身管理を行ったが術翌日に突然の心停止を来たし死亡した. 部検の結果, 肺結核症, 腸結核, および粟粒性結核症が確診された.今後, 結核患者にあっては急性腹症の鑑別疾患として腸結核穿孔も念頭に置く必要があるものと考えられた.

Details

ISSN :
13489372 and 03869768
Volume :
34
Database :
OpenAIRE
Journal :
The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery
Accession number :
edsair.doi...........9a0efbe3762e76bb5d819b1ebbf7318a
Full Text :
https://doi.org/10.5833/jjgs.34.1447