Metachronous multiple primary lung cancer; report

Authors :: Osamu Kuwahara
Junpei Hashimoto
Suguru Obunai
Masato Hanada
Hiroki Kishima
Masahito Ikeda
Source :: The Journal of the Japanese Association for Chest Surgery. 5:647-652
Publication Year :: 1991
Publisher :: Japanese Association for Chest Surgery, 1991.
Abstract: 症例は, 初診時59歳の男性で, 1984年より5年8ヵ月の経過中に3度の原発性肺癌を発症した.第1癌は, 右S2の扁平上皮癌, T2N1aM0, Stage IIで, 1984年10月右上葉切除術を施行した.第2癌は, 左S1+2の扁平上皮癌, TIN1aM0, Stage IIで, 1985年6月, 左上葉切除術を施行した.第3癌は, 右S6の早期扁平上皮癌, TIN0M0, Stage Iで, 1989年4月, 術前の術後残存肺機能の予測値より右S6区域切除術を施行し, 術後放射線療法を併用した.1990年12月現在, 健存中である.原発性肺癌に対して, 多発癌を考慮にいれた注意深い診断と術後の経過観察の必要性がある.多発癌の治療としては, 残存肺機能の問題もあるが, Limited operationを含めた積極的な外科治療が第一と考える.