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Clinicopathological characteristics and prognosis of elderly cases of perforated colon cancer

Authors :
T Noshi
H. Idei
H. Tanaka
Mitsuharu Nakamoto
Yasutomo Azumi
S. Nishio
A. Iso
T. Yamaguchi
Tomoaki Urakawa
Naoto Kawakita
K Uematu
Source :
Nippon Daicho Komonbyo Gakkai Zasshi. 43:67-72
Publication Year :
1990
Publisher :
Japan Society of Coloproctology, 1990.

Abstract

75歳以上の高齢者大腸癌穿孔例の臨床・病理学的特徴を75歳未満の穿孔例と比較検討した.手術数に占める穿孔率は75歳未満3.0%に対して, 75歳以上では19.4%と高率であった.口側遊離穿孔の頻度は75歳未満では4例中1例 (25.0%) に対し, 75歳以上では6例中3例 (50.0%) であった.穿孔癌の占居部位は75歳未満では下部大腸に集中していたが, 高齢者では大腸に広く分布していた.癌の肉眼型はともに2型が75%以上を占め, 壁深達度は高齢者に浅い傾向をみた.ショック症状は75歳未満50.0%, 75歳以上33.3%であり, 直死4例中3例はショック症状を伴っていた.発症から手術までに24時間以上経過した症例は高齢者で66.6%と高率であったが, 経過時間と直死率に相関はなかった.術前併存疾患と術後合併症は高齢者で高率に発生し, これらの症例は高い直死率を示した.

Details

ISSN :
18829619 and 00471801
Volume :
43
Database :
OpenAIRE
Journal :
Nippon Daicho Komonbyo Gakkai Zasshi
Accession number :
edsair.doi...........81183f1e0d9bb81045f2a85b752f75d7