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Color Stability of New Composite Denture Tooth Containing Reactive Organic Composite Filler

Authors :
Hirotada Kajihara
Tadashi Onizuka
Yoshito Minesaki
Akihiko Kadokawa
Tomoyo Nasu
Koichi Muraguchi
Satomi Ito
Takuo Tanaka
Source :
Nihon Hotetsu Shika Gakkai Zasshi. 48:242-250
Publication Year :
2004
Publisher :
Japan Prosthodontic Society, 2004.

Abstract

目的: 本研究では, 新規に開発された反応性有機質複合フィラー含有硬質レジン人工歯の審美的性質を評価する目的で, 色素浸漬試験による色調変化を従来の硬質レジン人工歯と比較した.方法: 実験には, 新規硬質レジン人工歯デュラクロスフィジオ (以下DPとする) と4種類の市販硬質レジン歯を用いた. 試験片は, 義歯技工ステップを加えた場合と加えない場合の2種類の条件で作製した. 完成した試験片は, 0, 5, 000, 10, 000回のいずれかの回数の水中熱サイクルを負荷してから, カレー溶液あるいは塩基性フクシン溶液中に一定時間浸漬した後, 色調変化を測定した. また, カレー溶液色素浸漬試験では, 浸漬後の試験片を蒸留水中に保管した場合の色調を測定して, 色調の回復程度を観察した. また, 色素浸漬試験前後の人工歯の表面性状を走査電子顕微鏡で観察した.結果: カレー溶液浸漬後, 新規人工歯DPはほかの人工歯と同様に着色が認められたが, その程度は小さかった. また, 蒸留水保管3日後における色調回復の程度は, DPが最も大きかった. 塩基性フクシン溶液浸漬後でも, DPの色調変化は, ほかの2種類の人工歯より小さかった.結論: 新規硬質レジン人工歯DPは, 従来の硬質レジン人工歯よりも着色しにくいことが明らかになった. また, 義歯の洗浄を徹底することによって, 義歯使用中の着色を防止できる可能性が示された.

Details

ISSN :
1883177X and 03895386
Volume :
48
Database :
OpenAIRE
Journal :
Nihon Hotetsu Shika Gakkai Zasshi
Accession number :
edsair.doi...........7d191c865aa1e4d619e8bcdb014b7bec
Full Text :
https://doi.org/10.2186/jjps.48.242