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Effects of aprindine on persistent ventricular tachycardia

Authors :
Makoto Tamura
Source :
Japanese Journal of Electrocardiology. 9:323-329
Publication Year :
1989
Publisher :
The Japanese Society of Electrocardiology, 1989.

Abstract

難治性持続型心室頻拍10例に対するアプリンジンの効果について電気生理学的検査 (以下EPS) により検討した.コントロール状態において, EPSにより全例単型性の持続型心室頻拍が誘発可能であった.アプリンジン40mg/日~80mg/日を7例で単独に, 3例で他剤との併用下に投与した.10例中7例でアプリンジン投与中, 心室頻拍の自然発作がみられ, うち1例は心室細動にいたった.残り3例にEPSを施行し, 2例で心室頻拍が誘発され, うち1例はイソプロテレノール投与により誘発可能であった.1例はイソプロテレノール投与によっても誘発されず, 有効と判定した (有効率10%) .アプリンジン投与前後での再発または誘発心室頻拍のレートの平均は投与前179.4/分, 投与後176.5/分と有意な変化はなかった.心室細動をきたした症例はプロカインアミド, ジソピラマイドとの併用投与例であり, アプリンジンをclass Iaの薬剤と併用する場合増悪効果に注意する必要がある.

Details

ISSN :
18842437 and 02851660
Volume :
9
Database :
OpenAIRE
Journal :
Japanese Journal of Electrocardiology
Accession number :
edsair.doi...........782251b91e5dac843ed7f49943ec273b
Full Text :
https://doi.org/10.5105/jse.9.323