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A Case of Malignant Schwannoma of Anal Canal

Authors :
T. Nishio
K. Kumada
S. Ohhigashi
K. Sakurai
Source :
Nippon Daicho Komonbyo Gakkai Zasshi. 49:1060-1064
Publication Year :
1996
Publisher :
Japan Society of Coloproctology, 1996.

Abstract

肛門管原発の悪性神経鞘腫の1例を経験したので報告する. 症例は72歳, 女性. 肛門部腫瘤のため他院で経肛門的腫瘍切除術を施行されている. その後局所再発を認め, 当外科を受診した. 腫瘍は手拳大, 弾性硬で肛門外にせりだしていた. 多発性肺転移, 骨転移を認めたため姑息的に腹会陰式直腸切除術施行し, 病理組織学的には悪性神経鞘腫と診断された. 7カ月後, 急激に増大する上腹部, 膵上縁の腫瘍に対し腫瘍切除術を施行した. 病理組織では悪性神経鞘腫であった. その後, 骨転移ならびに肺転移巣がしだいに増大し, 腹会陰式直腸切除術後16カ月で死亡した, 消化管原発の悪性神経鞘腫は稀であり, とくに肛門管原発の症例で調べた限りでは報告例がなく, 自験例が初と思われる.

Details

ISSN :
18829619 and 00471801
Volume :
49
Database :
OpenAIRE
Journal :
Nippon Daicho Komonbyo Gakkai Zasshi
Accession number :
edsair.doi...........6e1ed08969bc0c1a6f917323a7d67f9b
Full Text :
https://doi.org/10.3862/jcoloproctology.49.1060