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Trichophyton violaceum infection seen as tinea capitis in a child and in his mother

Authors :
Takao Sano
Takuro Katoh
Izumi Yamamoto
Saburo Kagawa
Source :
Japanese Journal of Medical Mycology. 30:135-138
Publication Year :
1989
Publisher :
The Japanese Society for Medical Mycology, 1989.

Abstract

5歳男児と33歳母にみられたケルスス禿瘡と頭部白癬の母子例. 母子とも頭毛に black dot を認め, 顕微鏡的に毛内性大胞子菌性寄生をみとめた. サブロー培地にて T. violaceum の定型的集落をえ, サイアミン加BHI培地にて小分生子と大分生子を認めた. 母子の被髪頭部から Hair brush 法により本菌を分離, また共用していた櫛, 家塵からも本菌を分離. 大分生子の証明, 家塵からの分離共, 本邦2例目. 家塵および母子共用の櫛から菌を分離したことは感染経路を考える上で興味深い. また治療により母子の頭部および家塵より菌が分離されなくなったことから, このような検索法が, 治癒の判定, 再発の防止に大いに役立つものと考えた.

Details

ISSN :
18846971 and 05830516
Volume :
30
Database :
OpenAIRE
Journal :
Japanese Journal of Medical Mycology
Accession number :
edsair.doi...........69557328352c42c5a97f7b000c1dc2b8