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Retarding Effect of Dienes and Acetylenes on the Polymerization of Propylene with Natta Catalyst

Authors :
Masaaki Hirooka
Source :
The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan. 68:2482-2486
Publication Year :
1965
Publisher :
The Chemical Society of Japan, 1965.

Abstract

トリエチルアルミニウム- 塩化チタン(III)触媒によるプロピレンの重合反応におけるジェン類・アセチレン類の重合阻害作用について検討した。プロパジエンを添加した重合で, まずプロピレンとの添加順序の影響について明らかにした。また温度の影響から阻害は高温ほど小さくなることが認められ,阻害の機作が可逆的な物理過程にあることが示唆された。一方,各種ジエン類・アセチレン類の添加濃度と阻害作用の大きさの関係について検討し,阻害の機作は阻害モノマーとプロピレンの共重合あるいはMaxted型の被毒の式によって説明できないことが認められた。それに対し,Langmuir型の吸着により阻害が起こるとすると関係式がよく適合することが明らかになった。そして,これまでの実験結果はいずれも添加成分の活性点への選択的な吸着により阻害が起こるとしてうまく説明されることがわかった。各成分に対する:Langmuir式の恒数を求め阻害の大きさを比較するとともに,塩化チタン(III)の表面積との関係について考察した。また,イオウ化合物の阻害作用についても同様な吸着の機作が考えられ,興味が持たれる。

Details

ISSN :
21850860 and 00232734
Volume :
68
Database :
OpenAIRE
Journal :
The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan
Accession number :
edsair.doi...........5f1741f7eecf1f014861b30913d1d392
Full Text :
https://doi.org/10.1246/nikkashi1898.68.12_2482