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A case of leptospirosis with severe jaundice, thrombocytopenia and renal failure

Authors :
Takaaki Wakao
Shinichi Kumon
Hideaki Ishikawa
Daijo Inaguma
Tomomi Kato
Shinichiro Inaba
Seiichi Matsuo
Yukio Yuzawa
Tomonobu Nakamura
Source :
Nihon Toseki Igakkai Zasshi. 37:1443-1447
Publication Year :
2004
Publisher :
Japanese Society for Dialysis Therapy, 2004.

Abstract

73歳男性. 珪肺, 副鼻腔炎手術, 虫垂炎手術の既往あり. 平成14年8月14日より発熱, 倦怠感出現, その後皮膚黄染が出現し, 歩行不能となり当院へ救急搬送された. 来院時より発熱, 無尿, 全身の筋の把握痛, 黄疸を認めた. 白血球11,900/mm3, CRP 37.6mg/dL, 血小板17,000/mm3, 総ビリルビン10.8mg/dL, 尿素窒素103.8mg/dL, クレアチニン4.9mg/dL. 集中治療室 (ICU) 入室後まもなく血圧低下し, 呼吸不全に陥った. 呼吸不全に対して人工呼吸管理を行い, 大量のカテコラミンを使用して循環動態の安定化を図り, 抗生剤を複数使用, 急性腎不全に対し持続血液濾過透析 (CHDF) を施行した. 臨床症候, 検査所見および農業従事歴よりレプトスピラ症も疑われたため, Streptomycin (SM) も併用した. その後全身状態は改善し, 入院後約1週間で, 透析と人工呼吸管理から離脱できた. 入院当日の抗レプトスピラ抗体は陰性であったが, 約1週間後の再検査でレプトスピラ (あきやみB) に対する抗体が640倍と陽性であったため, 秋季レプトスピラ症と診断した. 全身状態が改善し, 透析を離脱した後ではあったが, 腎の病態把握と予後推定のため腎生検を施行し, 間質性腎炎の所見を得た.

Details

ISSN :
1883082X and 13403451
Volume :
37
Database :
OpenAIRE
Journal :
Nihon Toseki Igakkai Zasshi
Accession number :
edsair.doi...........5dfbf5e2b9fe98e973c467248397356f
Full Text :
https://doi.org/10.4009/jsdt.37.1443