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Small bowel perforation in Crohn's disease: A report of two cases

Authors :
Yuji Funayama
Iwao Sasaki
Kohei Fukushima
Mikio Imamura
Yasuhiko Kamiyama
Hiroo Naito
Source :
Nippon Daicho Komonbyo Gakkai Zasshi. 40:303-307
Publication Year :
1987
Publisher :
Japan Society of Coloproctology, 1987.

Abstract

Crohn病の経過中に小腸穿孔をきたした小腸型および小腸・大腸型のCrohn病の2例を経験した.症例1は34歳男性でCrohn病にて5カ月前より治療を受けていたが,突然,下腹部痛が出現して来院した.胸部単純レ線検査にて右横隔膜下に遊離ガス像を認め腸穿孔による汎発性腹膜炎として穿孔部を含め罹患部小腸を切除した.症例2は22歳男性で突然の腹痛を主訴として来院した.筋性防御,白血球増多を認め緊急手術を施行した.術中所見よりCrohn病による小腸穿孔として穿孔部を含め罹患部小腸を切除した.以上の症例について,その病理学的特徴と臨床像との関係,腸管穿孔発生の病態さらに病態に適した外科療法について検討した.その結果,穿孔部を含めて罹患部腸管を可及的に切除する術式が妥当であること,また全身状態が低下している場合や腹膜炎による腸管の炎症が著明である場合などでは二期的な手術が必要であることを述べた.

Details

ISSN :
18829619 and 00471801
Volume :
40
Database :
OpenAIRE
Journal :
Nippon Daicho Komonbyo Gakkai Zasshi
Accession number :
edsair.doi...........1a77fac18bfbba8c6c9f28b5913b6fb0