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QUESTIONNAIRE SURVEY OF THE CURRENT STATUS OF HOSPITAL TRANSFUSION SERVICES IN THE MANAGEMENT OF CRITICAL HEMORRHAGES

Authors :
Eiichi Inada
Shuichi Kino
Tetsu Yano
Kunihiro Mashiko
Makoto Handa
Hayashi Yoshimura
Kengo Warabi
Koichi Tsuzaki
Kazuo Irita
Shoichi Inaba
Yoshimasa Kamei
Source :
Japanese Journal of Transfusion and Cell Therapy. 55:624-632
Publication Year :
2009
Publisher :
Japan Society of Transfusion Medicine and Cell Therapy, 2009.

Abstract

背景·目的: 病院輸血部門は血液センターと輸血使用現場を中継する位置にあり,危機的出血発生時には迅速な対応が要求される.今回,病院輸血部門の体制をアンケート調査し,危機的出血発生時の対応における問題点を明らかにした. 対象·方法: 病床数500床以上の麻酔科認定病院385施設を対象とし,2007年11月に調査を実施した. 成績: 輸血管理体制はほぼ整備されていたが,緊急輸血や大量輸血時への対応マニュアルの記載内容は不十分であった.危機的出血への対応ガイドライン(危機的出血GL)は認識されていたが,院内周知は不足していた.異型適合血使用を阻む要因が多々あった.輸血検査の所要時間,緊急出庫要請から使用可能になるまでの時間は,時間外で延長していた.血液センターからの緊急搬送時間は,時間内·時間外で変わらなかった.過去1年間に未交差同型血の使用実績がある施設は時間内,時間外とも43%,異型適合血に関しては時間内24%,時間外28%であった. 結論: 危機的出血GLなどを参考に危機的出血発生時の院内手順を定め,異型適合血使用に対する啓発活動を行う必要がある.危機的出血発生時には,状況を迅速に判断し,未交差同型血や異型適合血の使用を躊躇しないことが必要である.

Details

ISSN :
18830625 and 18813011
Volume :
55
Database :
OpenAIRE
Journal :
Japanese Journal of Transfusion and Cell Therapy
Accession number :
edsair.doi...........11a5743f02d2c8239a7e2aca2e6ba1fc