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Expression of blood group antigens in rat colonic mucosa treated with dimethyldrazine(DMH)
- Source :
- Nippon Daicho Komonbyo Gakkai Zasshi. 41:1-8
- Publication Year :
- 1988
- Publisher :
- Japan Society of Coloproctology, 1988.
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Abstract
- 実験的に大腸粘膜の癌化と糖鎖である血液型物質との関連を検討するため,ドンリュウラットに1,2-dimethylhydrazineを(以下DMH)投与し,発生した大腸腫瘍の病理形態学的検索と同時に,遠位大腸よりえられた非腫瘍部粘膜および腫瘍の免疫組織化学的検索を経時的に行った.大腸腫瘍の病理形態学的検索では従来の報告とほぼ一致した結果が得られた.免疫組織化学的検索では,DMHを投与することにより正常遠位大腸粘膜で高頻度に発現していたA型物質の経時的な減少が認められ,癌組織では,ほぼ消失していた.一方正常遠位大腸粘膜で発現の認められなかったH型物質は,癌組織で高頻度に発現が認められた.これは血液型物質の生成過程でH型物質よりA型物質への誘導が大腸粘膜の癌化に伴って阻害され,A型物質の前駆体であるH型物質の蓄積をきたしたと考えられる.以上,免疫組織化学的にラット大腸粘膜における癌化と糖鎖の合成不全との関連があきらかにされた.
Details
- ISSN :
- 18829619 and 00471801
- Volume :
- 41
- Database :
- OpenAIRE
- Journal :
- Nippon Daicho Komonbyo Gakkai Zasshi
- Accession number :
- edsair.doi...........0bcb341565038b97a1d7ef6c3d2bd1b7
- Full Text :
- https://doi.org/10.3862/jcoloproctology.41.1