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Electric impulse therapy for rat liver cancer

Authors :
Tadatoshi Katsurashima
Kazuyuki Suzuki
Toshimi Yoshida
Source :
Kanzo. 38:308-316
Publication Year :
1997
Publisher :
Japan Society of Hepatology, 1997.

Abstract

electric impulse単独の正常肝への影響および肝癌への治療効果についてラットを用い検討した. 正常肝と癌周囲に対し2または4本の針状電極を電極間距離10mmで肝葉に刺入し, 100μsecの矩形パルスを8パルス通電した. 通電電圧を500, 1, 000, 1, 500V/cmとし, 通電形態を電極2本通電, 4本4辺通電, 4本4辺と対角線を加えた6辺通電に分け検討した. 正常肝での肝機能は, 通電電圧に相関して上昇し, 壊死範囲を反映していた. 正常肝および肝癌の通電では, いずれも通電電圧に相関して完全壊死頻度が上昇し, 4辺1, 500V/cm, 6辺1, 000V/cmにより完全壊死が得られた. 7日後の組織所見は, 通電部のみ肉芽組織に置換されていた. 副作用は, electric impulseに同調した筋収縮のみで, 他には認められなかった. electric impulse単独療法は, 電圧により目的とする部位の完全壊死が副作用なく得られ, 肝癌の新しい治療法となる可能性が示唆された.

Details

ISSN :
18813593 and 04514203
Volume :
38
Database :
OpenAIRE
Journal :
Kanzo
Accession number :
edsair.doi...........08eebe1a418c09cbb6ecebe826965170
Full Text :
https://doi.org/10.2957/kanzo.38.308