Back to Search
Start Over
Five Cases Treated by Preoperative Percutaneous Transhepatic Portal Embolization with Dehydrated Ethanol
- Source :
- The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 28:1838-1842
- Publication Year :
- 1995
- Publisher :
- The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery, 1995.
-
Abstract
- 1990年4月より93年9月までの間に, 5症例に対して無水エタノールを用いた経皮経肝門脈塞栓術 (PTPE) を行った. いずれも肝右葉に腫瘍が存在し, 門脈右枝に対してPTPEを行い, その後, 右葉切除を行った. 非塞栓葉である左葉の体積は前値348.4±120.3cm3より, 2週後563.0±149.6cm3, 4週後675.0±173.1cm3に増加した. 右葉は912.0±329.6cm3から2週後841.0±261.9cm3, 4週後668.0±350.1cm3に減少した. 無水エタノールを20ml用いた症例では, 肝壊死範囲が広く, ALTの上昇が著明であり, 塞栓葉は57±23%に縮小し, 非塞栓葉は249±80%に増大した. 病理組織学的にはH-E染色で塞栓部の細胞が強い好酸性を示すのに対して, 非塞栓部の細胞は分泌顆粒が増加し明るくみえ, 細胞は腫大し, 再生肝の特徴を呈していた. PTPEは術前に残存予定肝体積を増加させ肝癌切除例にとって有効な方法と考えられた
Details
- ISSN :
- 13489372 and 03869768
- Volume :
- 28
- Database :
- OpenAIRE
- Journal :
- The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery
- Accession number :
- edsair.doi...........05d4d1defc9821529c7312660915ca1d