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回復期リハビリテーションにおける活動と 参加の支援に関する文献研究.

Authors :
近野智子
Source :
Journal of the Japanese Society of Human Care & Network. 2024, Vol. 22 Issue 1, p75-80. 6p.
Publication Year :
2024

Abstract

本研究では, 回復期リハビリテーション病棟入院患者における Functional Independence Measure (以下, FIM) の日常生活活動 (Activities of daily living;以下, ADL) の利得状況, 退院後のリハビリテーションサービスの利用予定及び退院後の手段的 日常生活活動 (Instrumental Activities of Daily Living;以下, IADL) の実施状況につ いてナラティブレビューを行い, 回復期リハビリテーション病棟退院後の「活動と参加」 の実現について現状を確認した. その結果, 回復期リハビリテーション病棟入院患者の FIM 運動項目の ADL 利得は, ADL 自立度の高い患者群で増加していたが, 退院時 FIM 運動項 目 70 点以上の患者群の約半数は, 退院後「リハを行う予定なし」と回答した. 一方, 回復 期リハビリテーション病棟入院患者を対象に実施した調査では, 退院後の IADL 実施頻度は 退院時の予測よりも低下しているとの報告があることから, ADL 自立度の高い患者におい て, 回復期リハビリテーション病棟退院後の IADL の実施や活動と参加を促進するための支 援の必要性が示唆された. [ABSTRACT FROM AUTHOR]

Details

Language :
Japanese
ISSN :
24343374
Volume :
22
Issue :
1
Database :
Academic Search Index
Journal :
Journal of the Japanese Society of Human Care & Network
Publication Type :
Academic Journal
Accession number :
181098867