1. Results of Pulmonary Resection of Metastatic Colorectal Cancer
- Author
-
Kimito Orino, Yasuhiro Takahashi, Mitsuo Kawamura, and Yoshirou Sazawa
- Subjects
Pulmonary and Respiratory Medicine ,Oncology ,medicine.medical_specialty ,business.industry ,Colorectal cancer ,Internal medicine ,Medicine ,Radiology ,Pulmonary resection ,business ,medicine.disease - Abstract
大腸癌肺転移切除例21例 (24回手術) について長期予後を検討した. 対象の性別は男13例, 女8例で, 大腸癌切除から肺転移巣出現までの無病再発期間は平均25カ月 (0-85カ月) であった. 転移巣の個数は, 1個のみ17例, 2個以上4例, 一側性19例, 両側性2例で, 大腸癌の術後病期はII期3例, III a期5例, III b期8例, IV期5例であった. 術式は部分切除9例, 区域切除1例, 肺葉切除11例で, 術後の平均観察期間は48カ月で術後5年, 10生存率はそれぞれ46.9%, 23.4%であった. 術後5年以上再発なく生存した4例は, すべて単発例かつ区域切除以上の完全切除例であったが, 2個以上の多発例や肝転移の合併例は, ほとんどが2年以内に再発癌死し予後不良であった. また, 初回再発から60カ月生存した例もあり, 大腸癌肺転移の予後については, 術後5年以上の最終転帰を含めた長期間のfollow-upが重要と考えられた.
- Published
- 2001
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