Search

Populations of Enteromorpha prolifera collected from four rivers on Shikoku Island in Japan had three different types of life history. One type was the typical sexual life history of Enteromorpha, ...

1999年4月に徳島県下のアユ養殖場で出血性の腹水症状を呈する病魚から、水溶性の褐色色素を産生するグラム陰性、好気性、非運動性の桿菌が分離された。形態学的、生化学的性状および抗 -P. plecoglossicida 血清との凝集試験結果に基づいて、分離株は細菌性出血性腹水病の原因菌である P. plecoglossicida に同定された。分離株のアユに対する病原性は強く、そのLD50値は 7×100 CFU (筋肉内注射)であった。本病の原因菌に褐色色素産生株も存在することが判明した。

スジアオノリEnteromorpha proliferaの1個体から得られた胞子を白色蛍光灯25μmol/s/m2,明期/暗期=12時間/12時間, 明期6時a18時の光条件, 10,15,20,25,30℃の5段階の温度下で培養し, 藻体の成長と成熟を観察した。初期の成長は30℃下で最も早かったが, 成熟は最も早く起こり, 成熟による藻体先端部分の流失量が多く藻体長は短かく保たれた。25℃および20℃下も30℃下と同様に成熟したが, 成熟による流出量が少ないため, 30℃下よりも大きい藻体で保たれた。15℃下では成熟による藻体先端からの流失量より成長量が多いため藻体長は増加し続けた。10℃下では成熟せず成長速度は遅く, ゆっくりと藻体長が増加した。この結果は自然条件下でスジアオノリ藻体が15℃前後で最も繁茂することとよく一致することが分かった。