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当院SCU(脳卒中センター)ではニカルジピン注射液による静脈炎の発生予防として、ニカルジピン持続投与の適正使用への取り組みのほか、早期から降圧剤の内服併用で投与期間の短縮を図るなどの対策を実施してきた。その結果、予防対策実施後にニカルジピンの投与期間は短縮されなかったが、推奨濃度は維持され、静脈炎の発生率は26%から20%へ減少し、アンケート調査ではスタッフの静脈炎予防に対する意識向上が示唆された。

本研究は、口唇裂・口蓋裂（以後CLP とする）児の専門医療機関での経験豊かな看護師11名のCLP 児の母親に対す る看護援助の内容と援助する上で感じている問題を明らかにすることを目的とした。看護援助は、【専門医療機関内での看護援助の実際】と【出向での看護の実際】に、援助する上での問題は【看護実践 の基盤】と【専門医療機関での問題意識と対応】のコアカテゴリーが抽出できた。本論文では、主に【専門医療機関内 での看護援助の実際】除くコアカテゴリーの内容を述べた。看護師は、専門医療機関内での看護援助とともに、地域に出向く看護援助の母親に与える効果や意義を認識している。 病院内外の看護援助を実施する際には、看護師内面と職場の特色を基にするとともに、援助する上でシステムや連携の問題を認識していることが明らかになった。