1. A CASE OF LAPAROSCOPIC RESECTION OF POSTERIOR DUODENAL BULB GIST
- Author
-
Yasuhiro Munakata, Kouichi Okita, Hitoshi Seki, Masahiro Sakon, and Yasushi Sekino
- Subjects
medicine.medical_specialty ,medicine.anatomical_structure ,GiST ,business.industry ,Duodenal bulb ,medicine ,Laparoscopic resection ,business ,Surgery - Abstract
われわれが経験した十二指腸球部後壁のgastrointestinal stromal tumor(以下GIST)に対する十二指腸部分切除術の1例を報告する.症例は53歳,男性.黒色便の精査で施行された上部消化管内視鏡検査で十二指腸球部に20mm大の粘膜下腫瘍を認めた.超音波内視鏡検査および生検よりGISTが疑われた.腹部CT検査で原発巣は境界明瞭であり,浸潤および転移所見を認めなかった.以上より転移のない十二指腸GISTと診断し腹腔鏡下十二指腸部分切除術を施行した.腫瘍は球部の後壁に位置した.腹腔鏡下に全層を部分切除し,切除部を鏡視下に縫合閉鎖した.手術時間は229分,出血量はカウント外少量であった.術後合併症なく第9病日に退院となった.病理組織学的検査所見ではlow risk GISTと診断された.自動縫合器の使用できない後壁の腫瘍でも腹腔鏡下に切除可能であった.十二指腸GISTに対する腹腔鏡下十二指腸部分切除術は,腫瘍の大きさおよび局在によっては考慮すべき術式と考えられた.
- Published
- 2010
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