1. Simplified classification method for residual antibacterial agents in meat by microbiological assay
- Author
-
Tsutomu Maruyama, Masao Matsumoto, Chie Monma, and Katsuhiko Jinbo
- Subjects
Biochemistry ,Microbiological assay ,Classification methods ,General Medicine ,Food science ,Biology ,Residual - Abstract
食肉中に残留する抗菌性物質を微生物学的方法により簡易, 迅速に系統別に推定する検査法の開発をした. すなわち, 厚生省法の分別同定法を改良した簡易な方法で抽出. 分画し, その分画液を試験液とし, これに対するB. subtilis, M. luteus及びB. cereusの3試験菌の感受性パターンから抗菌性物質を系統別に推定する方法, すなわち, 簡易系統別検査法を考案した. 本法によれば, MLsとSAsはクロロホルム層に抽出される分画液A, TCsとPCsはC18カラムで抽出される分画液B, AGsは COOH型カラムで抽出される分画液Cにそれぞれ分画された.分画液Aに対してM. luteus>B. subtilisの順に感受性を示す場合はMLs, B. subtilis (SAs用平板) のみが感受性を示す場合はSAsであった. 分画液Bに対してB. cereus>B. subtilisの順に感受性を示す場合はTCs, M. luteus>B. subtilisの順に感受性を示す場合はPCsであった. 分画液Cに対してB. subtilis>B. cereusの順に感受性を示す場合はAGsであった.本法の検出感度は, MLs, TCs及びAGsは分別同定法と同等であり, PCs及びSAsは残留抗菌性物質検査としては十分満足できる値であった.本法を屠畜場で注射痕を認めたウシ及びブタの筋肉及び腎臓に応用した結果, PCs, TCs及びSAsがそれぞれ単剤で, SAs及びTCsあるいはPCs及びAGsが複合でそれぞれ検出され, 分別同定法及び簡易検査法より高い確率で検出できた.
- Published
- 1991
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