1. Indwelling double-lumen catheter as vascular access for low-weight hemodialysis children
- Author
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Yuichiro Yamasaki, Katsumi Ito, Shohei Fuchinoue, Seizi Watanabe, Mikio Shimizu, Motoshi Hattori, Izumi Soma, Yasuo Muramatsu, Toshihisa Hoshino, Toshiyuki Ohta, Hiroshi Kawaguchi, Hiroshi Shiraga, Akinori Yadoya, Iwakazu Kaneko, Masamichi Shibata, and Yuko Akioka
- Subjects
medicine.medical_specialty ,business.industry ,medicine.medical_treatment ,Double lumen catheter ,Vascular access ,Medicine ,Hemodialysis ,business ,Surgery - Abstract
低体重の末期腎不全児に対する血液透析を困難にしている最大の原因は, ブラッドアクセスの問題である. 我々は, ブラッドアクセスとして, ダクロンカフ付シリコン性カテーテルであるHickman catheter® (Bard, Utah, USA) を使用し, 以下の知見を得た.対象は, カテーテル挿入時年齢15か月から84か月, 体重7.8kgから13.8kgの小児. 血液透析の適応理由は, 腹膜炎の反復, 生体肝移植後, 膀胱拡大術後, 嚢胞腎による低腹腔容積であった. カテーテル留置に伴う合併症としては, 70か月間血液透析を継続した例の敗血症一度のみであった. また, 生体肝移植後の女児は5時間の血液濾過透析, 他の3例は通常の4時間透析を行い, 透析効率はKt/Vで1.06から1.41であった. 管腔内の血栓形成の予防は, 毎日のheparin sodium注入と一例にのみaspirin少量投与により可能であった.今後, 腎不全小児の病態の多様化により腹膜透析の困難な症例が増加してくると思われるが, Hickman catheter®を使用することにより血液透析も容易に施行できるものと思われる.
- Published
- 1999
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